私は文京区弁護士の会に参加しています。
文京区弁護士の会とは、高齢者の人権救済を目指し、東京の弁護士会三会とは別に任意に活動する団体です。
今日午前中、会の活動方針について議論が盛んにありました。
我々は東京、第一東京、第二東京の弁護士会のどれかに加入しており、その一員であるため、活動の背景ではいつも所属弁護士会を背負うことになります。
しかし、弁護士会を通じて活動しようとすると、とにかく手続に時間を要する。
例えば、成年後見の相談が寄せられたとき、誰を相談者として推薦するかいちいち弁護士会のお伺いを立てなければならない。
そんな間に相談者は愛想をつかして逃げて行ってしまう。
だから、弁護士会とは別の任意団体として、相談が寄せられたらすぐに行動をとれる形が必要なのです。
公的団体から誰か弁護士をいち早く紹介してほしいと頼まれたときに、すぐに紹介してその弁護士に初動をとってもらう必要があるわけです。
私も第一東京の成年後見委員会にこのことを審議してもらったのですが、得体のしれない団体を公認するわけにはいかないと反論されたことがありました。
なので、今日の集まりでは弁護士会とは別に率先して区民のニーズに応えようという意見が多かったです。
私はこういう法的サービスの提供を重視する弁護士の団体があっていいと思います。
(小倉)